
大寺 亮 准教授

Profile
千葉大学大学院自然科学研究科情報科学専攻博士後期課程修了
博士(工学)
電子情報通信学会、日本色彩学会会員
科目・専門分野
- プログラミング基礎論
- プログラミング特論
- Linux基礎
- 画像処理
- 特定課題研究A
- 特定課題研究B
主要な研究テーマ・専門分野
- デジタル画像処理
- パターン認識
- 色彩工学
論文
- 「Hough空間を利用したFAX帳票の位置あわせと識別手法」, 大寺, 堀内(共著), 画像電子学会誌, vol.34(3), pp.202-209, 2005年
- 「Iris Extraction Using Parametric Template Matching for EyegazeTracking」, R.Ohtera, T.Horiuchi and S.Tominaga (共著), Optical Engineering, vol.48(4), pp.047204-1-047204-8, 2009年
- 「Eyegaze Detection from Monocular Camera Image for Eyegaze Communication System」, R.Ohtera, T.Horiuchi and H.Kotera (共著), IEICE Trans. Information & Systems, vol.E93-D, no.1, pp.134-143, 2010年
- 「視線追跡を利用した実時間画質改善システム」, 大寺, 堀内, 富永 (共著), 日本色彩学会誌, vol.34(1), pp.27-38, 2010年
- 「Retinexに基づいた画質改善システムの高速化とその評価」, 大寺, 堀内, 富永 (共著), 画像電子学会誌, vol.39(2), pp.195-203, 2010年
- 「Color Signal Estimation of Surrounding Scenes from Human Corneal Surface Images」, R.Ohtera, S.Nishi and S.Tominaga (共著), Journal of Imaging Science and Technology, vol.58(2), pp.020501-1-020501-12, 2014年
Message
KICは発想力と技術力の両方を同時に身につけるところです。世の中の問題点や改善点を見つけて、こうなると困っている人が助かるとか、世の中が便利になると発想したことを、技術を使って実現化します。まず発想することが大事ですが、私は好きなことや興味のあることから考えることを勧めています。私の専門はデジタル画像処理ですが、原点はクラシックカメラという趣味です。そもそもが好きな事なので、楽しく研究ができています。趣味もある一線を越えれば、他の人には無い自分自身の強みとなるのです。
好きなことから発想を引き出した後、それを具現化できるかどうかは、技術力にかかってきます。基礎である技術を定着させる過程は地味で時間がかかります。一度授業を聞くだけではすぐに忘れてしまうので、繰り返し復習して長期記憶にするしかありません。私も授業内容を面白くして、技術が定着するように教えようと、ゲーム感覚で作成できるプログラミングを織り交ぜたり、説明を覚えやすい言葉に変換したりと工夫を心がけています。技術のデータベースを幅広く持つと、発想もより豊かになり、問題点の解決法も多角的に出てきます。こうなれば、企業でもいち早く戦力になれるでしょう。KICでそのような人材になれるよう、私と一緒にがんばりましょう。